菩提廃寺 ~豊前国の繋がりを感じる~

豊前国の繋がりを感じる
新仲哀トンネルの勝山口そばの民家の庭に、17個の礎石があります。これは、平安時代初頭の創建と推定される寺院の塔の礎石です。塔心礎と呼ばれる中央の礎石は九州で唯一の出ほぞ式という形のもので、周辺からは寺院の屋根に葺かれていた各種の瓦が出土しており、法隆寺系忍冬唐草文軒平瓦が特徴的です。この種の瓦は九州では宇佐地方を中心に出土しており、旧豊前国の繋がりが感じられます。
宇佐弥勒寺の末寺に『菩堤院』と称された寺院があったと記す文献もあり、この菩堤廃寺を指しているのかもしれません。菩堤廃寺の塔の礎石は県指定史跡となっています。
基本情報
所在地 | 福岡県京都郡みやこ町勝山松田 |
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営業日 | |
定休日 | |
公式サイト | ≫みやこ町歴史民俗博物館デジタルミュージアム「菩提廃寺」 |
交通アクセス
車 | 東九州自動車道「行橋IC」より、車で約10分 |
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バス | JR行橋駅から太陽交通バス(田川・香春町方面行き)で約30分、 「菩提バス停」下車、徒歩約15分 |
関連リンク
お問い合わせ
部署名:みやこ町役場 歴史民俗博物館
電話番号:0930-33-4666