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生立八幡神社山笠

 

生立八幡神社山笠

みやこ町生立八幡神社山笠動画(外部サイト)
平成25年5月開催の様子(動画

「生立八幡神社山笠」行事は「犀川神事(さいがわじんじ)」とも呼ばれ、京都平野でも指折りのお祭りとして知られます。祭の呼び物は勇壮に行われる「山笠」の奉納行事で、人々の目を釘付けにする圧倒的な迫力が自慢です。

行事は、
初日の「お潮井採り(おしおいとり)」
2日目の「お下り」
3日目の「お上り」

からなり、この間8基ある山笠が神輿に随行する形で社前の馬場を200m近く往復して動座します。

山笠は大きく曳山(ひきやま)と舁山(かきやま)からなり、それぞれ櫓造りの骨組みに緋色の幟やさまざまな色引幕・ヤナギ(五色の紙飾りのついた竹ヒゴ)・彫物などを取り付け風流(ふりゅう:飾り立て)の限りを尽くします。その上で依代としてのダシ(大小二本の杉柱)や御幣・榊を取り付け、神の乗物としての山笠が完成します。
この山笠を百人近くが息をあわせ、山鹿流とされる鉦・太鼓の音頭の元、気合とともに一気に担ぎ上げるわけですが、3.5トン近い巨体をギシギシと軋ませながら担ぎあげる姿は「力の奉納」と呼ぶに相応しい勇壮な祭です。
なお、昭和30年代までは最大2キロ近くを各奉納区から川渡りをしながら集まる山笠の姿が見られましたし、現在往事に比べて規模は小さくはなりましたが「音に聞こえし犀川夜市(よいち) さま(彼氏)と手引いて参りたい」と謳われた夜の市の賑わいが今も続いています。

 

 

写真で見る

「生立八幡神社山笠」全景
「生立八幡神社山笠」全景
緋色の幟が鮮やかな「幟山(のぼりやま)」と呼ばれるタイプの山笠。豊前地方の山笠の特徴です。
 
山笠(舁山)担ぎあげの瞬間
山笠(舁山)担ぎあげの瞬間
「イチーニーノ!ヨイショ!」の掛け声で担ぎ上げられますが、舁手の息が合わないとなかなか持ち上がりません。
 
舁山(かきやま)
舁山(かきやま)
骨組を貫く大棒に舁棒を渡してじかに担ぎ上げる「舁山」。
 
昭和初期の山舁衆の装束
昭和初期の山舁衆の装束
船頭法被にマワシといったフルパワー使用だった昔の山舁装束。
 
曳山(ひきやま)
曳山(ひきやま)
樹齢400年級の巨木を輪切りにした車輪を4つつけた「曳山」。
 

 

基本情報

基本情報
名称 生立八幡神社山笠(おいたつはちまんじんじゃやまかさ)
所有者
管理者
生立八幡神社山笠保存会
成立年代 江戸時代なかば頃か
法量 山笠の高さ15m、重量約3.5トン
特徴 豊前地方屈指の山笠行事で、担ぎ山は県下最大級の規模

 

詳細
所在地 福岡県京都郡みやこ町生立20番地
開催日 5月第2日曜日を最終とする3日間
定休日  
公式サイト  

 

 

 

交通アクセス


アクセス
東九州自動車道「みやこ豊津IC」より、車で約15分
電車 平成筑豊鉄道「犀川駅」下車、徒歩約15分

 

 

お問い合わせ

みやこ町歴史民俗博物館
電話番号:0930-33-4666