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イノシシ・シカ、アライグマ等から農作物を守るために

 

有害鳥獣であるイノシシ・シカ、アライグマ等による農作物の被害を防ぐ方法として、防護柵は有効な手段ですが、柵を適切に設置・管理し、また、地域ぐるみで被害軽減に対して協力することが重要です。

 

 

~イノシシの被害防止対策~

 

イノシシは縄張り意識が弱いため、一度でもイノシシに侵入された田畑は次々とイノシシが現れて被害が拡大します。トタン、ネット、金網を使った柵や電気柵などの防護柵を設置するのが効果的です。身体能力が高いので十分な強度をもった柵にしましょう。

 

ワイヤーメッシュ柵 設置のポイント

 

ワイヤーメッシュ柵は中の作物は見えてしまうものの、上部を折り返しておけば柵が迫ってくるように見え、踏切位置が遠くなり、イノシシに跳び越しをあきらめさせることができます。

 

<設置例>

 

電気柵設置のポイント    


電気柵は、電線の中を流れる電気によってイノシシにショックを与えるものですが、その効果を発揮させるためには、いくつかの約束事を守る必要があります。

 

<設置例>

 

 

~シカの被害防止対策~

 

シカは警戒心が強いですが、図太さも持ち合わせています。昼間は森林域にいて、田畑には夜間に出てくることが多くなります。視覚と聴覚は人間と大差ありませんが、嗅覚が発達していて、臭いで危険を察知します。「ピィッ」という警戒音を発して仲間に危険を知らせます。畑の地際にすき間があれば、くぐり抜けることができます。
防護柵によって物理的にシカの侵入を防ぐのが最も効果的です。
 

柵の設置のポイント

 

 

 

~アライグマの生態と対策~


尾にあるシマ模様が他の動物と見分ける際の大きなポイント。

 

 

生態


<食性>
小型哺乳類、鳥類、両生類、魚類、昆虫、農作物など、雑食性。

<行動>


<繁殖>

 

 

特徴

 

 

 

アライグマの侵入防止対策

 

電気柵による囲い込みによって、アライグマの農地への侵入を防ぐ効果があげられます。

地上から10cm間隔で3~4本の柵線を設置する方法が一般的です。

果樹などの被害を防ぐ方法として、根本周辺に有刺鉄線やトタン等を撒きつけ、登らせないようにする対策が取られることもあります。

 

地域で行うアライグマの被害防止対策


<エサを与えない>
見た目は可愛くとも、絶対にエサは与えてはいけません。

生ゴミを畑に不用意に捨てたり、廃棄する作物を畑に放置したり、果物をなりっぱなしにすることのないようにしましょう。

<ねぐらをつくらせない>
アライグマの侵入口になりそうな壁や床下、屋根の近くの隙間はふさぐようにしましょう。

特に、神社などの古い木造建築は、ねぐらや繁殖場所に使われやすいので注意が必要です。


野生鳥獣のエサとなるものを集落内に放置し追い払いもしなければ、鳥獣を餌付けしたり、人慣れさせることと同じになります。

田畑の農作物を守るため、自分でできることからはじめましょう。


 

お問い合わせ

部署名:みやこ町役場 農林業振興課

電話番号:0930-32-2512

メールアドレス:nousei@town.miyako.lg.jp