みやこ公共施設再配置計画
本町では、将来にわたり持続可能で質の高い公共サービスを提供するため、「みやこ町公共施設再配置計画」を策定いたしました。
今後は、この計画に基づき、本町が保有する公共施設について、適切な規模、効率的・効果的な管理運営を行うとともに、経営視点にたった行財政改革に取り組み、公共施設マネジメントを進めてまいります。
- みやこ公共施設再配置計画(6,109.8KB)
(平成30年6月策定)
計画の概要
計画策定の背景と目的
みやこ町の公共施設の多くは建築後30年以上が経過し、今後、大規模改修や建替えに多額の費用が必要となることが見込まれています。その一方で、社会的な人口減少や厳しい財政状況が続く中、保有する全ての施設を維持し続けることが困難な状況になっています。
これらの課題に対応するため、2017年3月に「みやこ町公共施設等総合管理計画」が策定され、この計画に基づき、公共施設の適切な規模や効率的な維持管理運営の基本的な方向性が示されました。今回の「公共施設再配置計画」は、この総合管理計画の重点プランを具体化したものであり、真に必要な公共サービスを持続可能なものにするため、財政改革を進めるとともに、多種・多様化・複雑化する住民ニーズに対し、柔軟に対応できる体制を整備していくものです。
再配置における3つの視点
施設の再配置にあたっては、次の3つの視点から最適化を図ります。
- 質(安全に賢く長く使う)
- 量(最適規模を保有)
- コスト(財政負担の軽減と協働の推進)
施設総量適正化による効果
公共施設の適正化は、大幅なコスト削減効果をもたらすと試算されています。
- 更新・大規模改修費: 40年間で約170億円の削減効果が見込まれます。
(適正化前)約779億円 (適正化後)約609億円 - 更新・大規模改修費(10年間): 約44億円の削減効果
(適正化前)約240億円 (適正化後)約196億円 - 維持管理費(10年間): 約9億円の削減効果
(適正化前)約38億円 (適正化後)約29億円 - 10年間累計: 更新費・維持管理費合計で約53億円の縮減が見込まれます。
- 施設保有量についても、今回の再編計画に基づき全施設の統廃合を実施しても、「福岡県平均と比較して約1.5倍、全国平均と比較しても約1.7倍の施設を保有する」 ことが示されており、削減後も住民サービスに必要な施設量を維持できるとされています。
- 延床面積の削減率は、10年間で約28%(現状の保有面積183,577平方メートルから50,868平方メートル削減し、40,338平方メートルに)と見込まれています。
各分野の再配置計画(主要な点)
計画では、各施設群について具体的な統廃合スケジュールと再配置内容が示されています。以下に主要な点をまとめます。
施設名 | 方針 |
---|---|
|
長寿命化、または建替・大規模改修を検討 他の集会施設の機能をこれらに集約 |
|
2018年度末から2021年度末にかけて順次廃止・解体 機能を中央公民館やサン・グレートみやこ、豊津公民館に集約 跡地は宅地販売、更地管理、駐車場利用、または企業誘致を検討 |
|
改修・長寿命化を進め、一部機能(工作室、図書館)は廃止 機能転用や観光案内所移転を検討 |
|
長寿命化、現状維持 |
施設名 | 方針 |
---|---|
中央図書館 | 長寿命化、現状維持 |
犀川図書館、勝山図書館 | 2020年度末に廃止し、機能を中央図書館に集約 跡地は保健・福祉利用や書庫利用を検討 |
歴史民俗博物館 | 長寿命化、現状維持 |
施設名 | 方針 |
---|---|
|
長寿命化、または現状維持 |
|
廃止・解体 機能を犀川体育館や犀川運動公園に集約 |
|
当面は予防保全を行い、将来的な町内1箇所への集約について再検討 |
|
照明設備を廃止して利用 |
|
2面を1面に縮小 |
施設名 | 方針 |
---|---|
|
2020年度に犀川地区4小学校(犀川、柳瀬、上高屋、城井)を1校に統合し、犀川小学校内に新校舎を建設 2022年度に豊津地区3小学校(豊津、祓郷、節丸)を1校に統合し、豊津小学校内に新校舎を建設 2026年度に勝山地区3小学校(諫山、久保、黒田)を1校に統合を目指す。 旧校舎跡地は企業誘致や地域協議による活用を検討 |
|
2024年度に町内3中学校(犀川、勝山、豊津)を1校に統合を目指す。 新校舎の場所決定後に跡地利用を検討。 |
施設名 | 方針 |
---|---|
|
長寿命化を進め、「公立保育所の1園の維持を含め、民営化について検討 |
施設名 | 方針 |
---|---|
|
改修・長寿命化または長寿命化 |
|
廃止し、福祉利用に転用、または機能をいこいの里陶芸館に集約 |
|
2021年度末に廃止し、機能をいこいの里に集約 跡地は入居福祉施設募集を検討 |
施設名 | 方針 |
---|---|
|
2019年度に機能をそれぞれ中央公民館、豊津公民館に移転 2019~2020年度に解体 跡地は企業誘致、宅地販売、または公共施設の建替地として検討 |
施設名 | 方針 |
---|---|
|
2021年度にユータウン犀川に移転 跡地は福岡県または民間団体への売却を検討 |
今後の展望
この再配置計画に基づき、本町が保有する公共施設について、適切な規模、効率的・効果的な管理運営を行うとともに、経営視点にたった行財政改革にスピード感をもって取り組んでいきます。行財政改革は今年度で終わるものではなく、次年度以降についても真に必要な公共サービスを持続するため、引き続き不断の改革を推進していきます。長寿命化・現状維持の施設についても、今後の利用状況や施設の状態を見て有効活用を検討いたします。