○みやこ町裏ノ谷溜池管理規程

平成18年3月20日

訓令第29号

第1章 総則

(趣旨)

第1条 この訓令は、みやこ町裏ノ谷溜池(以下「溜池」という。)の操作の方法、維持及びその他の管理に関し必要な事項を定めるものとする。

(管理主任者)

第2条 町長は、溜池の操作の方法、維持及びその他の管理をするため、溜池管理主任者(以下「管理主任者」という。)及び補助員1人を置くことができる。

2 前項の管理主任者は、農林業振興課長を充てる。

3 補助員は、管理主任者を補助し、この訓令の定めるところにより溜池の管理に関する業務を誠実に行わなければならない。

(溜池の諸元等)

第3条 溜池の諸元その他これに類する溜池の管理上参考となるべき事項は、次のとおりとする。

(1) 溜池

 溜池型式 傾斜コア型

 堤高 H=14.90m

 堤頂長 L=133m

 堤体積 V=55,500m3

 総貯水量 V=245,000m3

 受益面積 A=203ha

 流域面積 A=0.69km2

 計画洪水量 Q=14.48m3/s

 余水吐(側溝流入式) 越流水深 H=0.80m

 取水設備(斜樋) φ250m 5孔

(洪水警戒時)

第4条 この訓令において「洪水警戒時」とは、溜池に係る集水地域の全部又は一部を含む予報区を対象として、暴風雨警報又は大雨警報が行われ、その他洪水が発生するおそれが大きいと認められるに至ったときから、これらの警報が解除され、若しくは切り替えられ、その他洪水が発生するおそれが少ないと認められるに至るまでの間をいう。

第2章 溜池の管理の原則

(流水の貯留の最高限度)

第5条 溜池における流水の貯留は、第7条第3号の規定による場合を除くほか、満水位を超えてしてはならない。

(貯水)

第6条 かんがい用水等を確保するため、原則として毎年5月末日までに溜池の貯水位を満水位にするものとする。

(溜池から放流することができる場合)

第7条 溜池からの放流は、次に該当する場合に限り、それぞれ放流することができるものとする。この場合、下流の水位の急激な変動を生じないようにしなければならない。

(1) 下流における河川及び農業用水のため、必要な流量を確保する必要があるとき。

(2) 貯水位が満水位を超えるとき。

(3) 溜池内の施設、工作物の点検又は整備のため必要があるとき。

(4) 緊急放流の必要があると判断されるとき。

(5) その他やむを得ない必要があるとき。

(放流管バルブの操作方法等)

第8条 放流管バルブ孔は、満水位に最も近いものから最低水位に向かって第1孔、第2孔、第3孔、第4孔及び第5孔という。

2 放流管から放流する場合においては、放流管バルブの第1孔を開いたのち必要水量に不足を生ずるときは、第2孔を開き、更に同様の操作をくり返すものとし、開かれたバルブを閉じるときは、これを開いた順序の逆の順序によってするものとする。

3 放流管バルブは、前条の規定により放流する場合又は放流管の点検若しくは整備のため必要がある場合を除くほか、開閉してはならない。

(放流の際の関係機関に対する通知)

第9条 管理主任者は、溜池の洪水吐からの越流又は放流管からの放流によって下流に危害が生ずると予測されるときは、越流又は放流開始の少なくとも1時間前に別表第1に定めるところにより、通知を行うものとする。

(放流の際の一般に周知させるための措置)

第10条 管理主任者は、前条の越流又は放流の際に一般に周知させるため必要な措置は、溜池地点から光冨橋地点及びその下流については、町役場広報車又はその他の方法によりあらかじめ周知するものとする。

(放流管バルブの操作に関する記録の作成)

第11条 溜池の放流管バルブを操作した場合においては、次に掲げる事項を記録しておかなければならない。

(1) 操作の理由

(2) 開閉したバルブの名称、その1回の開閉を始めた時刻及びこれを終えた時刻並びにこれを終えたときにおける開度

(3) バルブの1回の開閉を始めたとき、及びこれを終えた時における貯水位、流入量、放流量及び使用水量

(4) 放流に係る最大放流量が生じた時刻及びその最大放流量

(測定及び観測)

第12条 測定は、別表第2に定めるところにより行うものとする。

2 測定すべき事項のほか、別表第3に掲げる事項については、同表に定めるところにより、測定又は観測をしなければならない。前項のほか、次条後段の規定に該当するとき、その他溜池について、異常かつ重大な状態が発生していると疑われる事情があるときは、速やかに別表第3に掲げる事項のうち溜池に関するものの測定をしなければならない。測定及び観測の結果は、記録しておかなければならない。

(点検及び整備)

第13条 溜池並びにこれらの管理上必要な機械器具及び資材は、定期に及び時宣により常時良好な状態に維持しなければならない。特に、洪水又は暴風雨、地震その他これらに類する異常現象で、その影響が溜池に及ぶものが発生したときは、その発生後速やかに溜池の点検(溜池付近の土地の形状の変化の観測及び溜池に係る地山からにじみでる水の量と貯水位との関係の検討を含む。)を行い、溜池に関する異常な状態が早期に発見されるようにしなければならない。

(異常かつ重大な状態に関する報告)

第14条 溜池に関する異常かつ重大な状態が発見されたときは、直ちに別表第1に定める機関にその旨を報告しなければならない。

(洪水警戒時における措置)

第15条 洪水警戒時においては、溜池を適切に管理することができる要員を確保すること。

第3章 洪水における措置に関する特則

(洪水警戒体制)

第16条 管理主任者は、次の各号のいずれかに該当するときは、別表第1に定める機関にその旨を報告し、直ちに警戒体制をとるものとする。

(1) 第4条の規定による洪水警戒時であるとき。

(2) 水位が計画洪水位を超えるおそれがあるとき。

(3) その他洪水が発生するおそれがあるとき。

(洪水警戒時における措置)

第17条 前条の体制をとったときは、次の措置をとるものとする。

(1) 溜池を適切に管理することができる要員を確保すること。

(2) 溜池を操作するために必要な機械器具等の点検及び整備を行うこと。

(3) 溜池が常時満水位にあるときは、管理主任者は、放流管バルブを開ける等の措置を講ずるものとする。

(洪水警戒体制の解除)

第18条 管理主任者は、洪水警戒時が終わったとき、又は洪水警戒時に至ることがなく洪水が生ずるおそれがなくなったと判断したときは、洪水警戒体制を解除するものとする。

第4章 雑則

(測定結果の報告)

第19条 管理主任者は、年度ごとに測定結果を取りまとめ、年度末の3月31日までに町長に報告するものとする。

附 則

この訓令は、平成18年3月20日から施行する。

附 則(平成20年3月12日訓令第6号)

この訓令は、公表の日から施行する。

附 則(平成21年5月12日訓令第7号)

この訓令は、公表の日から施行する。

附 則(平成25年4月1日訓令第7号)

この訓令は、平成25年4月1日から施行する。

附 則(平成29年4月6日訓令第9号)

この訓令は、公表の日から施行する。

別表第1(第9条、第14条、第16条関係)

名称

担当機関の名称

通知の方法

摘要

みやこ町役場

総務課

加入電話

 

行橋警察署

豊津駐在所

加入電話

別表第2(第12条関係)

測定すべき事項

測定の回数

摘要

貯水位

少なくとも毎月2回

 

使用水量

使用の都度

溜池からの放流量

放流の都度

別表第3(第12条関係)

測定又は観測すべき事項

測定又は観測の回数

摘要

溜池の状況

変形

少なくとも毎四半期2回

 

間隙水圧

漏水量

少なくとも毎月2回

溜池及びその末端付近の堆砂状況

少なくとも毎月1回

みやこ町裏ノ谷溜池管理規程

平成18年3月20日 訓令第29号

(平成29年4月6日施行)

体系情報
第9編 産業経済/第2章 林/第1節
沿革情報
平成18年3月20日 訓令第29号
平成20年3月12日 訓令第6号
平成21年5月12日 訓令第7号
平成25年4月1日 訓令第7号
平成29年4月6日 訓令第9号